
『言い難き嘆きもて』〈講談社文庫〉
書籍情報
書籍ID | b471 |
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著者名 | 大江健三郎 |
出版者 | 講談社 |
出版年月日 | 2004(平成16)年12月15日 |
頁数、判型 | 並製/352頁、文庫判 |
構成 | 本扉、目次pp.3-7、中扉、「『言い難き嘆きもて』のための前口上」pp.10-14、本文 pp.15-336、「『言い難き嘆きもて』文庫版のために」(大江健三郎、初出)pp.337-343、底本 pp.344、奥付pp.345、奥付裏広告 pp.347-352 |
収録内容 | Iプリンストン通信pp.15-51/プリンストンの光pp.16-20/日本人のモラリティーpp.21-25/共通の言葉を作ることpp.26-29/『ヒロシマ・ノート』仏訳pp.30-33/鄭義との食事pp.34-37/トニ・モリソンと『ハックルベリー・フィンの冒険』pp.38-42/学生たちと食事してpp.43-47/帰国して思うことpp.48-51 // II人生の細部 pp.53-169/オカルト的な「偽態」pp.54-57/クジケぬ人の余裕pp.58-61/具体化される祈りpp.62-65/「遅筆」を推理する pp.66-70/慨嘆するだけでなくpp.71-74/約束についてpp.75-78/わが精神(たましい)は怒りに駆られpp.79-82/家としての文法pp.83-86/日をとらえよpp.87-90/「取り返しつかぬ」はずなのにpp.91-94/新しい人pp.95-98/プルースト嫌い pp.99-103/おっちょこちょいのとこpp.104-107/初歩的な算数 pp.108-111/一つの秘密pp.112-115/牛の尾pp.116-119/日本人びいきpp.120-123/公、おおやけpp.124-127/日本語の練習pp.128-131/ディケンズびいきpp.132-136/精神的鎖国pp.137-141/取り替え子pp.142-145/公正な翻訳pp.146-149/水滸伝pp.150-153/本の推薦pp.154-157/追悼記事pp.158-161/センチメンタリズムpp.162-165/紡錘形pp.166-169 //III沖縄の「魂」から pp.171-207/三十年ぶりの「沖縄ノート」pp.172-174/「美しい言葉」の行く末pp.175-179/壊れがたく強きものpp.180-183/ 大正天皇のクスノキ pp.184-187/自分を歴史に近づける pp.188-191/海上ヘリポートの「城」pp.192-195/ジュゴンと「風景体験」pp.196-199/「反復帰」論の照らす明日pp.200-203/「日本問題」として解くpp.204-207 //IV言い難き嘆きもて pp.209-286/武満徹のエラボレーションpp.210-238/もうひとりの師匠(パトロン)へ pp.239-242/「希有な人だった」pp.243-246/この人に導かれて祈る確かさpp.247-248/宇宙にとどまる花pp.249-254/安江良介、志のリアルな持続pp.255- 258/微笑しながら、あるいは視線をそらして真面目な顔になってpp.259-262/大岡昇平さん は生きているpp.263-275/『死霊』の終わり方pp.276-286 //V 自作をめぐって pp.287-336/マイアミの書籍市、自作朗読pp.288-298/ドイツの朗読会でpp.299-203/ユマニスムに向かって p.304-306/すでに懐かしい本p.307-311/宙返りp.312-318/『宙返り』をめぐる七つの即興p.319-324/センダックの贈り物 p.325-330/記憶してください。私はこんなふうにして書いてきたのです。p.331-336 |
帯 | 〈表〉今を生きる人々へ 知と希求(ねがい)のエッセイ集 |
装幀 | 菊地信義 |
定価 | 571円(税別) |
備考 | - |