『私という小説家の作り方』〈新潮文庫〉

『私という小説家の作り方』〈新潮文庫〉


書籍情報
書籍ID b463
著者名 大江健三郎
出版者 新潮社
出版年月日 2001(平成13)年4月1日
頁数、判型 並製/総208頁、文庫判
構成 本扉、目次 pp.3-5、中扉、本文 pp.9-188、「人間を壊さずに作っていく方法について」(沼野充義)pp.189-196、底本 p.197、奥付裏広告 pp.198-207、奥付 p.208
収録内容 一章 しずく(、、、)のなかに/別の世界があるpp.9-26 /二章 ぢゃあ、よろしい、僕は地獄に行かう pp.27-44 /三章 ナラティヴ、つまりいかに語るかの問題 pp.45-62 /四章 詩人たちに導かれて pp.63-80 /五章 この方法を永らく探しもとめてきた pp.81-98 /六章 引用には力がある pp.99-116 /七章 森のなかの祭りの笑いから pp.117-134 /八章 虚構の仕掛けとなる私pp.135-152 /九章 甦えるローマン主義者pp.153-170 /十章 小説家として生き死にすることpp.171-188
〈表〉Dear Mr. Oe, あなたの小説の「僕」は、私小説の「私」と同じものですか?それはI や Je に置き換えられますか? 〈裏〉『死者の奢り』の語り手は、なぜ「僕」なのか?『個人的な体験』の語り手は、なぜ「鳥(バード)」なのか?
装幀 カバー装幀:司修 (ボッティチェリ画) デザイン:新潮社装幀室
定価 362円 (税別)
備考 -

掲載されている作品
私という小説家の作り方 一章・しずくのなかに/別の世界がある
初出『大江健三郎小説1』月報 1996年 5月 30日 新潮社 pp.1-8
私という小説家の作り方 二章・ぢゃあ、よろしい、僕は地獄に行こう
初出『大江健三郎小説2』月報 1996年 7月 10日 新潮社 pp.1-8
私という小説家の作り方 三章・ナラティヴの問題
初出『大江健三郎小説3』月報 1996年 8月 10日 新潮社 pp.1-8
私という小説家の作り方 四章・詩人たちに導かれて
初出『大江健三郎小説4』月報 1996年 9月 10日 新潮社 pp.1-8
私という小説家の作り方 五章・「 異 化 」に始まる
初出『大江健三郎小説5』月報 1996年 10月 10日 新潮社 pp.1-8
私という小説家の作り方 六章・引用の力
初出『大江健三郎小説6』月報 1996年 11月 10日 新潮社 pp.1-8
私という小説家の作り方 七章・グロテスクリアリズム/周縁性
初出『大江健三郎小説7』月報 1996年 12月 10日 新潮社 pp.1-8
私という小説家の作り方 八章・虚構の仕掛けとなる私
初出『大江健三郎小説8』月報 1997年 1月 10日 新潮社 pp.1-8
私という小説家の作り方 九章・甦えるローマン主義者
初出『大江健三郎小説9』月報 1997年 2月 10日 新潮社 pp.1-8
私という小説家の作り方 十章・小説家として生き死にすること
初出『大江健三郎小説10』月報 1997年 3月 10日 新潮社 pp.1-8