『厳粛な綱渡り (下)』〈文春文庫〉

『厳粛な綱渡り (下)』〈文春文庫〉


書籍情報
書籍ID b420
著者名 大江健三郎
出版者 文藝春秋
出版年月日 1975(昭和50)年7月25日
頁数、判型 並製/総368頁、文庫判
構成 本扉、目次 pp.3-8、中扉、本文 pp.11-353、「この本全体のための最後のノート」pp.355-357、 「文庫版のためのノート」(大江健三郎、初出)pp.359-365、奥付 pp.367、奥付裏広告 p.368
収録内容 第五部 ぼくはルポルタージュを作家修行とみなすpp.11-148 /第五部のためのノートpp.13-15/独立十年の縮図―内灘pp.16-25 /維新以後三代目の印象―郡山 pp.26-34 /新旧・二つの顔―倉吉 pp.35-44 /失業に悩む旧軍港―呉 pp.45-54 /イタコとの対話―恐山 pp.55-63 /今日の軍港―横須賀 pp.64-83 /プラットフォームの娘たち―鉄道弘済会 pp.84-103 /アジア・アフリカ 人間の会議—AA 作家会議東京大会pp.104-116 /未来につながる教室―群馬県島小学校 pp.117-134 /少年たちの非行のエネルギーは抹殺されるべきものか?―少年非行問題 pp.135-148 //第六部 クラナッハ論と芸術およびジャーナリズムにかかわる 48 篇のコラム pp.149-353 /第六部のためのノートpp.151-152 /今日のクラナッハ pp.153-166 /演劇と映画をめぐるコラム pp.167-193 /ニコラ・バターユという天才 pp.167-175 /ウェスカアの描写力pp.176-180 /マリリン・モンローの世界pp.181-184 /審判pp.185-190 /地球は青かったpp.181-193 /音楽をめぐるコラムpp.194-216 /モダンジャズとぼく自身pp.194-201 /アート・ブレイキーとジャズ・メッセンジャーズpp.202-203 /カウント・ベイシーpp.204-206 /抵抗するジャズ pp.207-208 /わが最上の音楽家・武満徹 pp.209-211 /『弦楽のためのレクイエム』というレコード pp.212-213 /ショパンの生家 pp.214-216 /展覧会をめぐるコラム pp.217-232 /岡本太郎の王位請求 pp.247-221 /サハラ先史壁画 pp.222-224 /ダリpp.225-227/土門拳のヒロシマ pp.228-232 /小説家の内部についてのコラム pp.233-274 /『小説とはなにか?』pp.233-236 /絶望的な困難pp.237-238 /危険の感覚pp.239-242 /難解さのすすめpp.243-245 /ぼく自身のための劇場pp.246-249 /《犬の検問所》の幻影 pp.250-251 /わが小説pp.252-254 /対話と自己告白 pp.255-258 /最初の詩 pp.259-262 /ぼくの戦争文学 pp.263-265/ぼくの小説作法 pp.266-268 /小説家の無意識 pp.269-272 /芥川・直木賞展 pp.273-274 / 作家たちをめぐるコラム pp.275-308 /ラブレーpp.275-281 /オーデン pp.282-284 /ロレンスpp.285-288 /永井荷風pp.289-294 /芥川龍之介pp.295-297 /ドストエフスキーpp.298-301/ガスカルpp.302-304 /ノーマン・メイラーpp.305-308 /ジャーナリスティクなコラムpp.309-353 /文化的鎖国のすすめpp.309-311 /オリンピックと踏み絵pp.312-315 /風変りな連中pp.316-320 / 62 年型の日常生活pp.321-326/ネズミの冒険pp.321-322、個人経営の原爆pp.322-324、ニッポン政治プロ・レスpp.324-325、62 年タイプの思い出 pp.325-326 /象か気どり屋のネズミか pp.327-331 /善き若者たちの危険 pp.332-334 /日本の男が女性化したという説について pp.335-344 /日本に愛想づかしする権利 pp.345-353
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装幀 -
定価 340円
備考 -

掲載されている作品
土門拳のヒロシマ(〈作家の眼〉)
初出新潮 1960年 2月 1日 57巻 2号 pp.42-43
鉄道弘済会の娘たち
初出世界 1961年 3月 1日 183巻 pp.222-231
アジア・アフリカ人間の会議 ―むなしさと真実―
初出世界 1961年 6月 1日 186巻 pp.177-183
最初の詩(〈15 年〉)
初出群像 1961年 10月 1日 16巻 10号 pp.254-255
ニコラ・バターユという天才 ―パリの小劇場でみた…―
初出藝術新潮 1962年 2月 1日 16巻 2号 通巻 146 号 pp.139-142
今日のクラナッハ
初出藝術新潮 1962年 4月 1日 13巻 4号 通巻 148 号 pp.156-162
内灘 ―独立 10 年の縮図―(〈風土記’62 ⑰ 〉)
初出朝日ジャーナル 1962年 5月 6日 4巻 17号 pp.43-46
未来につながる教室 ―群馬県島小学校―
初出文藝春秋 1962年 7月 1日 40巻 7号 pp.124-134
郡山 ―三代目の意欲―(〈風土記’62 ㉖〉)
初出朝日ジャーナル 1962年 7月 8日 4巻 27号 pp.79-82
今日の軍港 ―基地横須賀―
初出世界 1962年 10月 1日 202巻 pp.240-249
ガスカルのイメージ
初出『世界短篇文学全集 7 フランス文学 20 世紀』月報 1 1962年 10月 30日 集英社 pp.1-2
倉吉 ―新旧二つの顔―(〈風土記’62㊿ 〉)
初出朝日ジャーナル 1962年 12月 23日 4巻 51号 pp.79-82
対話と自己告白(〈作家の眼〉)
初出新潮 1963年 4月 1日 60巻 4号 pp.166-167
ボールドウインとドストエフスキー ―白痴をめぐって―
初出『ドストエフスキー全集7・白痴』月報4 1963年 4月 30日 筑摩書房 pp.4-6
呉 ―失業に悩む旧軍港―(〈風土記’62〉)
初出朝日ジャーナル 1963年 6月 16日 5巻 24号 pp.35-38
風変りな連中(〈作家の眼〉)
初出新潮 1963年 7月 1日 60巻 7号 pp.212-213
危険の感覚(〈「新潮」創刊 700 号記念に〉)
初出新潮 1963年 8月 1日 60巻 8号 pp.292-293
難解さのすすめ(〈現代詩に望む〉)
初出文學界 1963年 10月 1日 17巻 10号 pp.150-151
啓蒙的な荷風
初出永井荷風 16』月報 14 1964年 1月 13日 岩波書店 pp.1-4
岡本太郎の王位請求 ―近作発表展がもつ意義―
初出毎日新聞夕刊 1964年 1月 17日 p.7
小説とはなにか?
初出文學界 1964年 3月 1日 18巻 3号 pp.7-8
現代への挨拶(〈鑑賞席〉)
初出朝日ジャーナル 1964年 3月 22日 6巻 12号 p.26
つみとられる若いエネルギー(〈非行少年〉)
初出朝日ジャーナル 1964年 4月 26日 6巻 17号 pp.88-93
ぼく自身のための劇場(〈作家の眼〉)
初出新潮 1964年 6月 1日 61巻 6号 pp.178-179
絶望的な困難(〈最も印象に残った批評〉)
初出群像 1964年 8月 1日 19巻 8号 p.167
恐山(〈新日本名所案内⑰ 〉)
初出週刊朝日 1964年 8月 21日 69巻 36号 pp.52-55
イメージは単一化(〈私の小説作法〉)
初出毎日新聞 1964年 8月 30日 p.18
美しくユーモラスなダリ
初出毎日新聞夕刊 1964年 9月 29日 p.4
家庭でなぜ男が弱くなったのか(〈そこが知りたい⑤ 〉)
初出文藝春秋 1964年 10月 1日 42巻 10号 pp.123-128
この百年のわれら日本人 ―オリンピックと踏み絵―
初出サンケイ新聞 1964年 10月 4日 p.8
小説家の無意識(〈作家の眼〉)
初出新潮 1964年 11月 1日 61巻 11号 pp.206-207
日本に愛想づかしする権利(〈国家と私〉)
初出サンデー毎日 1965年 1月 10日 44巻 2号 pp.62-65
芥川の『老年』
初出『筑摩現代文学大系 24 芥川龍之介集』月報 3 1975年 6月 20日 pp.4-5
第五部のためのノート
初出厳粛な綱渡り 1965年 3月 1日 文藝春秋 pp.273-274
第六部のためのノート
初出厳粛な綱渡り 1965年 3月 1日 文藝春秋 pp.369-370
この本全体のための最後のノート
初出厳粛な綱渡り 1965年 3月 1日 文藝春秋 pp.508-509
文庫版のためのノート
初出厳粛な綱渡り(下) 1975年 7月 25日 文春文庫 pp.359-365