『厳粛な綱渡り (上)』〈文春文庫〉

『厳粛な綱渡り (上)』〈文春文庫〉


書籍情報
書籍ID b419
著者名 大江健三郎
出版者 文藝春秋
出版年月日 1975(昭和50)年6月25日
頁数、判型 総400頁、文庫判
構成 本扉、目次pp.3-7、中扉、「この本全体のための最初のノート」(大江健三郎)pp.11-14、本文pp.15-396、奥付 p.397、奥付裏広告pp.398-400
収録内容 第一部《戦後世代のイメージ》といちばんはじめの 29 篇のコラム pp.15-125 /第一部のためのノート pp.17-19 /《戦後世代のイメージ》pp.20-52 /徒弟修業中の作家pp.53-56 /犬の生死と文壇とpp.57-62 /伝統と文学 pp.63-66 /初めはこう考えた pp.67-69 /批評家と若い作家 pp.70-73 /匿名の精神を非難する pp.74-76 /影響だらけと深淵 pp.77-78 /新・戦後派の心 pp.79-81 /二十歳の日本人 pp.82-86 /現場の教師たちへの拍手 pp.87-90 /売国的と愛国的 pp.91-92 /奉安殿と養雛温室 pp.93-94 /人殺したちの中の一人 pp.95-102 /北京の青年たち pp.103-107 /フランスの若い人たち pp.108-110 /警官になった弟の肖像 pp.111-112/ 59 年型の日常生活 pp.113-125 /ストライキ pp.113-114、子供の取引 pp.114-115、半裸の娘たち pp.115-116、女優と防衛大生 pp.116-117、おとなのむずかり pp.117-118、めさきの問題pp.118-119、芸術家だらけpp.119-120、パリマッチ誌pp.120-120、家庭教師 pp.121-121、署名pp.122-122、おかしな災難 pp.123-123、人気 pp.124-124、憂々帳 pp.125-125 //第二部 強権に確執をかもす志 pp.127-221 /第二部のためのノート pp.129-131 /民主主義は踏みにじられたpp.132-135 /ふたつの六月の間pp.136-139 /いつまでもむごたらしい死者pp.140-141 /強権に確執をかもす志 pp.142-148 /戦後青年の日本復帰pp.149-165 /一九六〇年代の赤毛布pp.166-171 /旅行カバンのなかの未来イメージpp.172-177 /ぼく自身のなかの戦争pp.178-191/戦後世代と憲法pp.192-199 /憲法についての個人的な体験(講演)pp.200-221 //第三部 文学とはなにか?pp.223-327 /第三部のためのノートpp.225-227 /『分別ざかり』のイメージについてpp.228-248 /私小説についてpp.249-260 /戦後文学をどう受けとめたかpp.261-272/困難の感覚ということpp.273-284 /文学における民族性の表現pp.285-301 /反逆的なモラリスト=ノーマン・メイラーpp.302-313 /飢えて死ぬ子供の前で文学は有効か?pp.314-327//第四部 性的なるものpp.329-396 /第四部のためのノートpp.331-333 /われらの性の世界pp.334-346 /性の奇怪さと異常と危険pp.347-353 /『われらの時代』とぼく自身 pp.354-359/結婚および死pp.360-373 /性犯罪者への挨拶pp.374-378 /廿世紀小説の性pp.379-384 /現代文学と性 pp.385-393 /性のゆがみと文学 pp.394-396
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装幀 -
定価 360円
備考 -

掲載されている作品
回顧一年 ―これからどうする―
初出朝日新聞 1958年 2月 2日 p.7
伝統と文学
初出読売新聞夕刊 1958年 5月 30日 p.6
ストライキ(〈憂楽帖〉)
初出毎日新聞夕刊 1958年 6月 4日 p.3
子供の取引き(〈憂楽帖〉)
初出毎日新聞 1958年 6月 11日 p.3
半裸の娘たち(〈憂楽帖〉)
初出毎日新聞夕刊 1958年 6月 18日 p.3
女優と防衛大生(〈憂楽帖〉)
初出毎日新聞夕刊 1958年 6月 25日 p.5
おとなのむずがり(〈憂楽帖〉)
初出毎日新聞夕刊 1958年 7月 2日 p.3
めさきの問題(〈憂楽帖〉)
初出毎日新聞夕刊 1958年 7月 9日 p.5
芸術家だらけ(〈憂楽帖〉)
初出毎日新聞夕刊 1958年 7月 16日 p.3
初めはこう考えた ―芥川賞を受けて―
初出朝日新聞 1958年 7月 23日 p.6
パリマッチ誌(〈憂楽帖〉)
初出毎日新聞夕刊 1958年 7月 23日 p.5
家庭教師(〈憂楽帖〉)
初出毎日新聞夕刊 1958年 7月 30日 p.3
署名(〈憂楽帖〉)
初出毎日新聞夕刊 1958年 8月 6日 p.3
おかしな災難(〈憂楽帖〉)
初出毎日新聞夕刊 1958年 8月 13日 p.5
人気(〈憂楽帖〉)
初出毎日新聞夕刊 1958年 8月 20日 p.3
憂々帖(〈憂楽帖〉)
初出毎日新聞夕刊 1958年 8月 27日 p.3
影響だらけと深淵(〈影響〉)
初出群像 1958年 9月 1日 13巻 9号 p.220
無分別ざかり(1)天皇
初出週刊朝日 1959年 1月 4日 64巻 1号 pp.30-31
無分別ざかり(2)負けと終り
初出週刊朝日 1959年 1月 11日 64巻 2号 pp.24-25
無分別ざかり(3)きれいな手
初出週刊朝日 1959年 1月 18日 64巻 3号 pp.26-27
無分別ざかり(4)国家
初出週刊朝日 1959年 1月 25日 64巻 4号 pp.36-37
無分別ざかり(5)英雄的
初出週刊朝日 1959年 2月 1日 64巻 5号 pp.36-37
無分別ざかり(6)ハロー
初出週刊朝日 1959年 2月 8日 64巻 6号 pp.42-43
無分別ざかり(7)地方
初出週刊朝日 1959年 2月 15日 64巻 7号 pp.36-37
無分別ざかり(8)新戦後派
初出週刊朝日 1959年 2月 22日 64巻 8号 pp.36-37
われらの性の世界
初出群像 1959年 12月 1日 14巻 12号 pp.153-159
奉安殿と養雛温室(〈ふるさとの学校㉓ ・大瀬小学校〉)
初出週刊朝日 1960年 6月 5日 65巻 24号 通巻 2131 号 p.81
民主主義の怒り ―一青年の意見―
初出サンデー毎日 1960年 6月 5日 39巻 23号 pp.12-15
北京の青年 ―光の中のかれらの時代―
初出毎日新聞 1960年 6月 29日 p.7
結婚および死
初出新潮 1960年 7月 1日 57巻 7号 pp.36-42
戦後青年の日本復帰
初出中央公論 1960年 9月 1日 75巻 10号 pp.169-177
いつまでもむごたらしい死者(〈6 月 15 日―1960、61〉)
初出日本読書新聞 1961年 6月 12日 1108巻 p.1
強権に確執をかもす志
初出世界 1961年 7月 1日 187巻 pp.61-64
私小説について ―自己探求の文章―
初出群像 1961年 9月 1日 16巻 9号 pp.192-197
旅行鞄のなかの未来のイメージ
初出週刊読書人 1962年 2月 12日 412巻 p.1
性犯罪者への関心(〈作家の眼〉)
初出新潮 1962年 5月 1日 59巻 5号 pp.184-185
文学における民族性の表現 ―実作者の覚え書として―
初出文学 1962年 7月 10日 30巻 7号 pp.20-28
20 世紀小説の性
初出文學界 1962年 11月 1日 16巻 11号 pp.7-9
戦後文学をどう受けとめたか
初出群像 1963年 2月 1日 18巻 2号 pp.184-190
ぼく自身のなかの戦争
初出中央公論 1963年 3月 1日 78巻 3号 pp.216-224
ノーマン・メイラー ―反逆者のモラル―(〈現代人⑲ 〉)
初出朝日ジャーナル 1963年 11月 10日 5巻 45号 pp.41-46
飢えて死ぬ子供の前では文学は有効か ―サルトルをめぐる文学論争―
初出朝日ジャーナル 1964年 8月 2日 6巻 31号 pp.87-93
”分別ざかり”のイメージについて
初出厳粛な綱渡り 1965年 3月 1日 文藝春秋 pp.157-170
人殺したちの中の一人
初出週刊朝日別冊 灯下・お楽しみ読本 1958年 11月 1日 6巻 pp.42-44
この本全体のための最初のノート
初出厳粛な綱渡り 1965年 3月 1日 文藝春秋 pp.11-14
第一部のためのノート
初出厳粛な綱渡り 1965年 3月 1日 文藝春秋 pp.17-18
第二部のためのノート
初出厳粛な綱渡り 1965年 3月 1日 文藝春秋 pp.89-90
第三部のためのノート
初出厳粛な綱渡り 1965年 3月 1日 文藝春秋 pp.155-156
第四部のためのノート
初出厳粛な綱渡り 1965年 3月 1日 文藝春秋 pp.227-228