『壊れものとしての人間―活字のむこうの暗闇』〈講談社文庫〉

『壊れものとしての人間―活字のむこうの暗闇』〈講談社文庫〉


書籍情報
書籍ID b415
著者名 大江健三郎
出版者 講談社
出版年月日 1972(昭和47)年6月15日
頁数、判型 総224頁、文庫判
構成 本扉、目次pp.3-4、中扉、本文pp.7-184、「自註と付録―核時代の『悪霊』、または連合赤軍事件とドストエフスキー経験」(大江健三郎、初出)pp.185-216、年譜(古林尚編)pp.217-222、奥付 p.223、《講談社文庫刊行の辞》p.224
収録内容 出発点、架空と現実 pp.7-28 /言葉が拒絶する pp.29-52 /パンタグリュエリヨン草と悪夢 pp.53-76 /核時代の暴君殺し(タイラニサイド) pp.77-99 /作家にとって社会とはなにか?pp.101-129 /個人の死、世界の終りpp.131-154 /皇帝(ツアー)よ、あなたに想像力が欠けるならば、もはやいうことはありませんpp.155-184
〈表〉読書は真の経験たりうるか? 長編エッセイ〈裏〉〈読書は真の経験たりうるか、それによって育てられた想像力は、現実世界への想像力たりうるのか?〉……自らの内なる世界を凝視、壊れものたる人間存在の本質を追求する画期的エッセイ。
装幀 亀倉雄策
定価 140円
備考 -

掲載されている作品
活字のむこうの暗闇 (1)―出発点、架空と現実―
初出群像 1969年 7月 1日 24巻 7号 pp.180-192
活字のむこうの暗闇 (2)―言葉が拒絶する―
初出群像 1969年 8月 1日 24巻 8号 pp.198-211
活字のむこうの暗闇 (4)―壊れものとしての人間―
初出群像 1969年 10月 1日 24巻 10号 pp.244-256
作家内部の社会、社会内部の作家
初出思想 1969年 10月 1日 544巻 pp.1-16
活字のむこうの暗闇 (5)—個人の死、世界の終わり—
初出群像 1969年 11月 1日 24巻 11号 pp.208-220
自註と付録 ―核時代の『悪霊』、または連合赤軍事件とドストエフスキー経験―
初出壊れものとしての人間 1972年 6月 15日 講談社文庫 pp.185-216