『大江健三郎全小説5』(全 15 巻)

『大江健三郎全小説5』(全 15 巻)


書籍情報
書籍ID b337
著者名 大江健三郎
出版者 講談社
出版年月日 2018(平成30)年10月10日
頁数、判型 総656頁、A5判
構成 本扉、目次 pp.1-3、中扉、本文 pp.7-611、「神話としての「個人的な体験」」(尾崎真理子、初出)pp.612-627、「大江健三郎の小説をめぐる最初の覚え書」(フィリップ・フォレスト) pp.628-637、書誌一覧pp.638-641、編集付記p.642、ブックデザイン・カバー原稿p.643、奥 付 p.645
収録内容 空の怪物アグイーpp.7-35 /個人的な体験pp.37-183 /ピンチランナー調書pp.185-423 //新しい人よ眼ざめよpp.425-611 /無垢(むく)の歌、経験の歌pp.427-445 /怒りの大気に冷たい嬰児(えいじ)が立ちあがってpp.447-471 /落ちる、落ちる、叫びながら……pp.473-485 /蚤(のみ)の幽霊pp.487-517 /魂が星のように降って、跗(あし)骨のところへpp.519-544 /鎖につながれたる魂をしてpp.545-576/新しい人よ眼ざめよ pp.577-611
〈表〉ノーベル文学賞作家、そのターニングポイント/アグイー、赤んぼう、森、イーヨー… 頭部に障害をもって生まれた子供との生の選択/大江作品中もっとも有名な登場人物の系譜!/〈共生〉 〈裏〉「初期の短編からエッセイまで幅広く読んだ。今でもくりかえし読んでいるうちの一作が『新しい人よ眼ざめよ』だった。文庫本が家の本棚には三、四冊ある。旅行先でふいに読みたくなって買ったり、友達に渡そうと思って買ったままになったりして、本棚にある。ウィリアム・ブレイクの詩と、イーヨーのほがらかな声がききたくなると読む」——朝吹真理子/群像リレーエッセイ「私と大江健三郎」=「失神するほど好きな人」より/講談社創業 110 周年記念企画
装幀 鈴木成一デザイン室
定価 5800円
備考 -

掲載されている作品
空の怪物アグイー
初出新潮 1964年 1月 1日 61巻 1号 pp.64-90
個人的な体験
初出個人的な体験 1964年 8月 25日 新潮社 pp.3-251
ピンチランナー調書 (第 1 篇)
初出新潮 1976年 8月 1日 73巻 8号 pp.6-92
ピンチランナー調書 (第 2 篇)
初出新潮 1976年 9月 1日 73巻 9号 pp.6-89
ピンチランナー調書 (最終篇)
初出新潮 1976年 10月 1日 73巻 10号 pp.6-70
無垢の歌、経験の歌
初出群像 1982年 7月 1日 37巻 7号 pp.7-26
怒りの大気に冷たい嬰児が立ちあがって
初出新潮 1982年 9月 1日 79巻 9号 pp.6-30
蚤の幽霊
初出新潮 1983年 1月 1日 80巻 1号 pp.19-48
落ちる、落ちる、叫びながら……
初出文藝春秋 1983年 1月 1日 61巻 1号 pp.430-441
魂が星のように降って、跗骨のところへ
初出群像 1983年 3月 1日 38巻 3号 pp.6-32
鎖につながれたる魂をして
初出文學界 1983年 4月 1日 37巻 4号 pp.18-50
新しい人よ眼ざめよ
初出新潮 1983年 6月 1日 80巻 7号 pp.6-39