『大江健三郎同時代論集6—戦後文学者—』(全 10 巻)

『大江健三郎同時代論集6—戦後文学者—』(全 10 巻)


書籍情報
書籍ID b328
著者名 大江健三郎
出版者 岩波書店
出版年月日 1981(昭和56)年4月24日
頁数、判型 総338頁、新書判
構成 本扉、目次 pp.1-2、中扉、本文pp.5-314、「未来へ向けて回想する―自己解釈 (六)」(大江健三郎、初出)pp.315-330、《初出一覧》pp.331-332、奥付 p.333、奥付裏広告 pp.334-335
収録内容 I 同時代としての戦後pp.5-248 /われわれの時代そのものが戦後文学者という言葉をつくった pp.6-7 /野間宏・救済にいたる全体性 p.8-26 /大岡昇平・死者の多面的な証言 pp.26-45/埴谷雄高・夢と思索的想像力 pp.46-64 /武田泰淳・滅亡にはじまるpp.64-83 /堀田善衛・Yes, I do. pp.84-103 /木下順二・ドラマティックな人間 pp.103-124 /椎名麟三・懲役人の自由 pp.124-143 /長谷川四郎・モラリストの遍歴pp.143-162 /島尾敏雄・「崩れ」についてpp.163-180 /森有正・根本的独立者の鏡 pp.180-197 /死者たち・最終のヴィジョンとわれら生き延びつづける者 pp.198-248 //II pp.249-314 /中野重治の地獄めぐり再び pp.250-266 /林達夫への侏儒の手紙 pp.267-277 /モラリストとしての伊丹万作pp.278-288 /田村隆一 と垂直的人間の声 pp.289-297 /高橋和巳と想像力の枷 pp.297-314
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装幀 -
定価 1300円
備考 -

掲載されている作品
垂直的人間の声(〈わが詩歌〉)
初出新潮 1966年 11月 1日 63巻 11号 pp.163-168
地獄めぐり、再び—中野重治『甲乙丙丁』—
初出文芸 1970年 1月 1日 9巻 1号 pp.176-184
侏儒の手紙
初出『林達夫著作集5・政治のフォークロア』付録研究ノート5 1971年 2月 25日 平凡社 pp.1-8
同時代としての戦後 (3)―埴谷雄高・夢と思索的想像力―
初出群像 1972年 3月 1日 27巻 3号 pp.214-224
同時代としての戦後 (4)―武田泰淳・滅亡にはじまる―
初出群像 1972年 4月 1日 27巻 4号 pp.250-260
同時代としての戦後 (5)―堀田善衛・Yes, I do.―
初出群像 1972年 5月 1日 27巻 5号 pp.224-234
同時代としての戦後 (7)―椎名麟三・懲役人の自由―
初出群像 1972年 7月 1日 27巻 7号 pp.218-229
同時代としての戦後 (9)―島尾敏雄・「崩れ」ついて―
初出群像 1972年 9月 1日 27巻 9号 pp.216-227
同時代としての戦後 (10)―森有正・根本的独立者の鏡―
初出群像 1972年 10月 1日 27巻 10号 pp.254-264
未来へ向けて回想する ―自己解釈 (六)―
初出大江健三郎同時代論集 6・戦後文学者 1981年 4月 24日 岩波書店 pp.315-330
われわれの時代そのものが戦後文学者という言葉を作った
初出同時代としての戦後 1973年 3月 24日 講談社 pp.7-8
モラリストとしての伊丹万作
初出伊丹万作エッセイ集 1971年 7月 15日 筑摩書房 pp.318-329
想像力の枷 ―高橋和巳の想像力、その一面― 〈高橋和巳〉
初出人間として 1971年 6月 30日 通巻 6号 pp.81-91