『大江健三郎小説6―『キルプの軍団』『治療塔』『治療塔惑星』―』(全 10 巻)
書籍情報
書籍ID | b318 |
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著者名 | 大江健三郎 |
出版者 | 新潮社 |
出版年月日 | 1996(平成8)年11月10日 |
頁数、判型 | 総464頁、A5判 |
構成 | 本扉、目次 pp.1-3、中扉、本文 pp.7-457、《初出と初収》p.459、奥付 p.461 |
収録内容 | キルプの軍団 pp.7-179 /治療塔 pp.181-315 /治療塔惑星 pp.317-457 |
帯 | 〈表〉これらは、若い友人たちに向けて、それまで自分になかった語り口を示そうとしたものだ。主題はしかし、ほかならぬ自分にとって深い切実さで生きていた。『キルプの軍団』ではディケンズを、『治療塔』『治療塔惑星』ではイェーツを、主題のイメージ化の支えとした。近未来のSFの形式をとった、後の二作の語り手は若い娘であり、先の作品の語り手は若者である。ともに若い人間のこうむらざるをえない時代からの傷と、それをみずから治療していく過程に、年長の小説家としてではあるが、自分の身をよせるようにして書いた。 |
装幀 | 司修 |
定価 | 4500円 |
備考 | - |