
『大江健三郎小説3―『万延元年のフットボール』『われらの狂気を生き延びる道を教えよ』―』(全 10 巻)
書籍情報
書籍ID | b315 |
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著者名 | 大江健三郎 |
出版者 | 新潮社 |
出版年月日 | 1996(平成8)年8月10日 |
頁数、判型 | 総540頁、A5判 |
構成 | 本扉、目次 pp.1-3、中扉、本文 pp.7-532、《初出と初収》p.535、奥付 p.537 |
収録内容 | 万延元年のフットボールpp.7-241 /走れ、走りつづけよpp.243-277 /生け贄男は必要かpp.279- 308 /狩猟で暮したわれらの先祖pp.309-362 /核時代の森の隠遁者pp.363-388 /父よ、あなたはどこへ行くのか?pp.389-426 /われらの狂気を生き延びる道を教えよpp.427-460 /みずから我が涙をぬぐいたまう日 pp.461-532 |
帯 | 〈表〉自然発生とでもいうような仕方で小説家になった自分を、十年たって、意識的に、本当の小説家に変えたい、とねがいはじめていた。そのうち、森のなかの谷間の子供として経験した不思議なかたちで生きる神話、歴史と、子供の想像力でそれを受けとめた物語がなにより重要だとわかった。『万延元年のフットボール』にそれを書き、やっと新しくなった小説家として、ブレイクやオーデンに学びながら、同時代を生きている自分についても、苦しい現場報告のように小説を書きつぐことになった。 |
装幀 | 司修 |
定価 | 5000円 |
備考 | - |