
『大江健三郎小説1―『芽むしり仔撃ち』と初期短篇I―』(全 10 巻)
書籍情報
書籍ID | b313 |
---|---|
著者名 | 大江健三郎 |
出版者 | 新潮社 |
出版年月日 | 1996(平成8)年5月30日 |
頁数、判型 | 総454頁、A5判 |
構成 | 本扉、目次 pp.1-3、中扉、本文 pp.7-447、《初出と初収》pp.448~449、奥付 p.451 |
収録内容 | 奇妙な仕事 pp.7-18 /死者の奢り pp.19-45 /他人の足 pp.47-60 /飼育 pp.61-95 /人間の羊pp.97-112 /鳩pp.113-136 /芽むしり仔撃ち pp.137-241 /不意の啞pp.243-254 /戦いの今日pp.255-294 /ここより他の場所pp.295-307 /共同生活pp.309-336 /上機嫌pp.337-371 /後退青年研究所pp.373-386 /セヴンティーンpp.387-425 /ブラジル風のポルトガル語pp.427-447 |
帯 | 〈表〉私は、これらの短篇によって、小説を書きはじめた。まだフランス文学科の学生で、小説を書くほどの人生の経験もない、と感じていた。/私に確かなものがあったとすれば、少年時から翻訳をふくめて日本語の小説を読みつづけてきたこと、そして英語とフランス語で、現にいま集中的に海外の新しい作品を読んでいることだった。/それを通じて小説の文体への感覚は作られていたから。/しかし、いったん短篇を書きはじめると、戦中の地方の子供として生きた記憶が、私にむけて雪崩れかかるように現れてきた。 |
装幀 | - |
定価 | 4500円 |
備考 | - |