『大江健三郎全作品6 (第II期)』(全 6 巻)

『大江健三郎全作品6 (第II期)』(全 6 巻)


書籍情報
書籍ID b312
著者名 大江健三郎
出版者 新潮社
出版年月日 1977(昭和52)年12月10日
頁数、判型 総332頁、縦 200 横 125 粍
構成 本扉、口絵写真 1 丁、目次p.1、中扉、本文pp.5-272、「恐怖にさからう道化=わが猶予期間(モラトリアム)4」(大江健三郎、初出)pp.273-286、《大江健三郎作品年譜》(森昭夫・編集部)pp.287-325、 《収録作品発表年月》p.326、奥付 p.327、奥付裏広告 p.328
収録内容 ピンチランナー調書 pp.5-272
〈表〉地球の危機を救うべく《宇宙?》から派遣されたピンチランナー二人組!内ゲバ殺人から核ジャックまでを、奇想天外な暗黒のユーモアで描き、核時代の《終末》を拒絶する風刺・哄笑の純文学長編。 〈裏〉《著者の言葉・大江健三郎》/死をおしつけてくる巨大なものへの最後の抵抗として、なにもかもを笑いのめし、価値を転倒させる道化。/文化人類学やラブレーや金芝河に学んだ道化の力をかり、僕自身のなかにつねにある哄笑への熱望もときはなって、僕はこの核時代の死のかげのもとにある、再生への希求を表現したいとねがった。
装幀 -
定価 1000円
備考 -

掲載されている作品
ピンチランナー調書 (第 1 篇)
初出新潮 1976年 8月 1日 73巻 8号 pp.6-92
ピンチランナー調書 (第 2 篇)
初出新潮 1976年 9月 1日 73巻 9号 pp.6-89
ピンチランナー調書 (最終篇)
初出新潮 1976年 10月 1日 73巻 10号 pp.6-70
恐怖にさからう道化=わが猶予期間(モラトリアム) 4
初出大江健三郎全作品(第 II 期)6 1977年 12月 10日 新潮社 pp.273-286