『大江健三郎全作品4 (第II期)』(全 6 巻)

『大江健三郎全作品4 (第II期)』(全 6 巻)


書籍情報
書籍ID b310
著者名 大江健三郎
出版者 新潮社
出版年月日 1978(昭和53)年1月10日
頁数、判型 総228頁、縦 200 横 125 粍
構成 本扉、口絵写真 1 丁、目次p.1、中扉、本文pp.5-201、「喚起力としての女性的なるもの=わが猶予期間(モラトリアム)5」(大江健三郎、初出)pp.203-217、《収録作品発表年月》p.218、奥付 p.219、奥付裏広告 pp.220-224
収録内容 洪水はわが魂に及び (上)pp.5-201
〈表〉核兵器による世界の滅亡!……異様、陋劣、粗暴な今日の政治的状況を拒否して、自らの《破滅と死》に向かって突き進む青年たちの、むごたらしい行為と優しい心。野間文芸賞受賞の書下ろし長編。 〈裏〉《著者の言葉・大江健三郎》/僕は六〇年後半から、七〇年初めにかけてこの小説を書いた。現実に深くからみとられている僕が、あらためてこの時代を想像的に生きなおす。それがすなわち小説を書くことであった。いまや「大洪水」が目前にせまっているという声は、一般的となっている。その時、想像的に同時代を生きなおす、ということには現実的な意味があるであろう。
装幀 -
定価 1000円
備考 -

掲載されている作品
洪水はわが魂に及び (上)
初出洪水はわが魂に及び (上) 1973年 9月 30日 新潮社 pp.7-246
喚起力としての女性的なるもの =わが猶予期間(モラトリアム) 5
初出大江健三郎全作品(第 II 期)4 1978年 1月 10日 新潮社 pp.203-217