『大江健三郎全作品1 (第II期)』(全 6 巻)

『大江健三郎全作品1 (第II期)』(全 6 巻)


書籍情報
書籍ID b307
著者名 大江健三郎
出版者 新潮社
出版年月日 1977(昭和52)年11月10日
頁数、判型 総292頁、縦 200 横 125 粍
構成 本扉、口絵写真 1 丁、目次p.1、中扉、本文pp.5-267、「詩が多様に喚起する=わが猶予期間(モラトリアム)3」(大江健三郎、初出)pp.269-283、《収録作品発表年月》p.284、奥付 p.285、奥付裏広告 p.286-288
収録内容 万延元年のフットボール pp.5-267
〈表〉万延元年の農民一揆と六〇年安保……日本近代化百年の民衆史を背景に、暴動、自殺、姦通、近親相姦などの今日的題材を描きつつ、天皇制批判と戦後民主主義のテーゼを形象化した谷崎賞受賞作。 〈裏〉谷崎潤一郎賞選評より・三島由紀夫氏/「万延元年のフットボール」は、共同体原理の猛々しい悲劇的魅惑とそれへの抵抗を描く。そのいずれの共同体原理にも……日本的、土俗的な、古きゲマインシャフトの影が二重写しになっているのが面白い。……「万延元年のフットボール」は、見事な文体で、現在と小過去と大過去の錯綜する物語を、地下牢の発見というすばらしいデヌーマンにいたるまで、精妙に物語っている。……
装幀 -
定価 1000円
備考 -

掲載されている作品
万延元年のフットボール (1)
初出群像 1967年 1月 1日 22巻 1号 pp.6-44
万延元年のフットボール (2)
初出群像 1967年 2月 1日 22巻 2号 pp.74-114
万延元年のフットボール (3)
初出群像 1967年 3月 1日 22巻 3号 pp.174-213
万延元年のフットボール (4)
初出群像 1967年 4月 1日 22巻 4号 pp.74-111
万延元年のフットボール (5)
初出群像 1967年 5月 1日 22巻 5号 pp.154-193
万延元年のフットボール (6)
初出「群像」1967 年 6 月 1 第 22 巻 6 号 pp.105-147
万延元年のフットボール (7・完)
初出群像 1967年 7月 1日 22巻 7号 pp.119-145
詩が多様に喚起する=わが猶予期間 3
初出大江健三郎全作品(第 II 期)1 1977年 11月 10日 新潮社 pp.269-283