
『大江健三郎全作品4 (第I期)』(全 6 巻)
書籍情報
書籍ID | b304 |
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著者名 | 大江健三郎 |
出版者 | 新潮社 |
出版年月日 | 1966(昭和41)年12月25日 |
頁数、判型 | 総368頁、縦 200 横 125 粍 |
構成 | 本扉、口絵写真 1 丁、目次p.1、中扉、本文pp.5-343、「作家は文学によってなにをもたらしうるか?」(大江健三郎、初出)pp.345-361、《収録作品発表年月》p.362、奥付 p.363 |
収録内容 | 後退青年研究所 pp.5-19 /遅れてきた青年 pp.21-343 |
帯 | 〈表〉日本の戦後世代共通の体験を描いた半自伝的小説『遅れてきた青年』と、学生運動から脱落した青年の孤独と挫折感を把えた『後退青年研究所』の二編を収録。 〈裏〉ジョン・ネイサン 『個人的な体験』アメリカ版翻訳者/大江健三郎の傑作『個人的な体験』のアメリカ版は、グローブ・プレス社から僕の訳で出る予定だ。僕のこの翻訳を決意させたのは、この作品が世界文学になりうる普遍性を持ち合わせている点だが、氏は最早、日本だけの作家ではなく、世界的作家だと確信する。/河上徹太郎/大江氏の作品にはわが文壇で画期的なものがあると信じる。時には異常な人生体験の一こまを日常性の上に植えつけて、そこに根を下すのに成功している。それは一見病弱な感受性に見えて、しかし生の必然性をしっかり握っている。それは正しく現代生活風景の大胆で本質的な表現だ。たしかに現代世界文学の中でも誇り得る一才能である。 |
装幀 | - |
定価 | 480円 |
備考 | - |