
『大江健三郎全作品3 (第I期)』(全 6 巻)
書籍情報
書籍ID | b303 |
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著者名 | 大江健三郎 |
出版者 | 新潮社 |
出版年月日 | 1966(昭和41)年10月30日 |
頁数、判型 | 総394頁、縦 200 横 125 粍 |
構成 | 本扉、口絵写真 1 丁、目次p.1、中扉、本文pp.5-367、「作家は絶対に反政治的たりうるか?」(大江健三郎、初出)pp.369-386、《収録作品発表年月》P387、奥付 p.389 |
収録内容 | 青年の汚名pp.5-161 /上機嫌pp.163-202 /勇敢な兵士の弟pp.203-213 /下降生活者pp.215-237 /幸福な若いギリアク人pp.239-260 /セヴンティーンpp.261-304 /不満足pp.305-345 /スパルタ教育 pp.347-367 |
帯 | 〈表〉騒然たる安保闘争、浅沼事件―緊張した不安な社会情勢をみごとに反映した傑作『セヴンティーン』のほか著者の鋭敏な感性が捉えた戦後日本の転換期を描く七編。 〈裏〉安部公房/芸術を模倣するのは、なにも自然ばかりとはかぎらない。大江君は、一つの世代のために台本を書き、おかげでその世代は、時代という舞台で主役を演ずることになったのだ。世代の言葉で時代を語るのは、全ての作家の夢である。彼はその夢を実現しえた希有の作家だ。/江藤淳/大江君は、出現以来つねに時代の問題でありつづけてきた作家である。しかし、氏は同時にその個人的な声を新しい文体の行間に息づかせて来た若い小説家でもある。私は一読者として、また批評的友人の一人として、この作品集が、時代の栄光の影で歩まれたひとりの《孤独な青年》の魂の足跡を、静かに反芻する機会をあたえてくれたことを喜んでいる。 |
装幀 | - |
定価 | 480円 |
備考 | - |