
『私という小説家の作り方』
書籍情報
書籍ID | b237 |
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著者名 | 大江健三郎 |
出版者 | 新潮社 |
出版年月日 | 1998(平成10)年4月15日 |
頁数、判型 | 210頁、B6判 |
構成 | 本扉、目次pp.1-3、中扉、本文pp.7-203、初出一覧pp.204、奥付p.205、奥付裏広告pp.206-208 |
収録内容 | 一章 しずくのなかに/別の世界があるpp.7-25(「『大江健三郎小説1』月報」平 8.5.30) /二章 ぢゃあ、よろしい、僕は地獄に行かうpp.27-45(「『大江健三郎小説2』月報」平 8.7.10)/三章 ナラティヴ、つまりいかに語るかの問題 pp.47-65(「『大江健三郎小説3』月報」平8.8.10) /四章 詩人たちに導かれて pp.67-85(「『大江健三郎小説4』月報」平 8.9.10) /五章 この方法を永らく探しもとめてきたpp.87-105(「『大江健三郎小説5』月報」平 8.10.10)/六章 引用には力があるpp.107-125(「『大江健三郎小説6』月報」平 8.11.10) /七章 森のなかの祭の笑いから pp.127-145(「『大江健三郎小説7』月報」平 8.12.10) /八章 虚構の仕掛けとなる私pp.147-165(「『大江健三郎小説8』月報」平 9.1.10) /九章 甦えるローマン主義者pp.167-184(「『大江健三郎小説9』月報」平 9.2.10) /十章 小説家として生き死にすること pp.185-203(「『大江健三郎小説 10』月報」平 9.3.10) |
帯 | <表>「これを私が唯一書いた自伝と呼ぶこともできる」/谷間の森の少年時代から、ノーベル賞作家としての現在まで― <裏>「私はこのように小説家になった」というタイトルでプリンストンの学生に話そうとしたのが始まりである。したがってこれを私が唯一書いた自伝と呼ぶこともできる。しかし小説の方法をひとつずつ自分のものとしてきた道筋をたどったので、個人的な告白の色彩は色濃くない。それでも私の育ち、生きてきた時代は浮かびあがり、思いがけない正直さの自分の顔が透けて見える。小説家の方法とは、そうしたものなのだろう。(大江健三郎) |
装幀 | 司修 |
定価 | 1400円 |
備考 | - |