『表現する者―状況・文学**』

『表現する者―状況・文学**』


書籍情報
書籍ID b216
著者名 大江健三郎
出版者 新潮社
出版年月日 1978(昭和53)年10月25日
頁数、判型 総314頁、B6判
構成 本扉、目次 pp.1-3、中扉、「プロローグ・表現者の生活」(大江健三郎、初出)pp.7-12、本文pp.13-308、初出一覧 p.309、奥付 p.311、奥付裏広告 p.312
収録内容 I 出発点を確かめる (一九六六・東京)pp.13-132 / 1 作家自身にとって文学とはなにか? pp.15-28(『大江健三郎全作品(第I期)6』昭 41.4.25) /2本当に文学が選ばれねばならないか?pp.29-47(『大江健三郎全作品(第I期)1』昭 41.6.25) /3ハックルベリ・フィンとヒーローの問題pp.48-69(『大江健三郎全作品(第I期)2』昭 41.8.30) /4作家は絶対に反政治的たりうるか?pp.70-90(『大江健三郎全作品 (第I期)3』昭 41.10.30) /5作家は文学によってなにをもたらしうるか?pp.91-110(『大江健三郎全作品(第I期)4』昭 41.12.25) /6作家としてどのように書くか?pp.111-132(『大江健三郎全作品 (第I期)5』昭 42.2.25) //II 媒介項 pp.133-190 /1なぜ人間は文学をつくり出すか pp.135-168(『岩波講座・文学 (1)』昭50.12.1) /2小林秀雄『本居宣長』を読む pp.169-190(「新潮」昭53.1) //IIIわが猶予期間(モラトリアム)(一九七六・メキシコシティ)pp.191-308 /1表現生活についての表現pp.193-227(『大江健三郎全作品 (第II期)2』昭 52.9.10) /2現実世界の乗り越え pp.228-244(『大江健三郎全作品 (第II期)3』昭 52.10.10) /3詩が多様に喚起する pp.245-261(『大江健三郎全作品 (第II期)1』昭 52.11.10) /4恐怖にさからう道化pp.262-277(『大江健三郎全作品(第II期)6』昭52.12.10) /5喚起力としての女性的なるものpp.278-293(『大江健三郎全作品 (第II期)4』昭53.1.10) /6危機的な結び目の前後pp.294-308(『大江健三郎全作品(第II期)5』昭 53.2.10)
<表>戦後日本の《青春》を象徴した著者の長篇エッセイ/私的体験を語ることが、そのまま“時代表現”たりうる作家はおそらく稀であろう―処女作『奇妙な仕事』以来『ピンチランナー調書』にいたる二十年の作家生活を描く「出発点を確かめる」(《大江健三郎全作品》第I期、書下ろしエッセイ)、「わが猶予期間(モラトリアム)」(《大江健三郎全作品》第II期、書下ろしエッセイ)の長篇評論のほかに、文学論を二篇を収録した評論集 700 枚!
装幀 司修
定価 1200円
備考 -

掲載されている作品
作家自身にとって文学とはなにか?
初出大江健三郎全作品6 1966年 4月 25日 新潮社 pp.371-382
本当に文学が選ばれねばならないか?
初出大江健三郎全作品1 1966年 6月 25日 新潮社 pp.361-376
ハックルベリー・フインとヒーローの問題
初出大江健三郎全作品2 1966年 8月 30日 新潮社 pp.349-366
作家は絶対に反政治的たりうるか?
初出大江健三郎全作品3 1966年 10月 30日 新潮社 pp.369-386
作家は文学によってなにをもたらしうるか?
初出大江健三郎全作品4 1966年 12月 25日 新潮社 pp.345-361
作家としてどのように書くか?
初出大江健三郎全作品5 1967年 2月 25日 新潮社 pp.381-398
なぜ人間は文学をつくり出すか
初出岩波講座文学1・文学表現とはどのような行為か 1975年 12月 1日 岩波書店 pp.38-69
表現生活についての表現=わが猶予期間 1
初出大江健三郎全作品(第 II 期)2 1977年 9月 10日 新潮社 pp.197-227
現実世界の乗り越え=わが猶予期間(モラトリアム) 2
初出大江健三郎全作品(第 II 期)3 1977年 10月 10日 新潮社 pp.253-267
詩が多様に喚起する=わが猶予期間 3
初出大江健三郎全作品(第 II 期)1 1977年 11月 10日 新潮社 pp.269-283
恐怖にさからう道化=わが猶予期間(モラトリアム) 4
初出大江健三郎全作品(第 II 期)6 1977年 12月 10日 新潮社 pp.273-286
小林秀雄「本居宣長」を読む
初出新潮 1978年 1月 1日 75巻 1号 pp.160-174
喚起力としての女性的なるもの =わが猶予期間(モラトリアム) 5
初出大江健三郎全作品(第 II 期)4 1978年 1月 10日 新潮社 pp.203-217
危険な結び目の前後=わが猶予期間(モラトリアム) 6
初出大江健三郎全作品(第 II 期)5 1978年 2月 10日 新潮社 pp.203-217
プロローグ・表現者の生活
初出表現するもの ―状況・文学** 1978年 10月 25日 新潮社 pp.7-12