『同時代としての戦後』

『同時代としての戦後』


書籍情報
書籍ID b211
著者名 大江健三郎
出版者 講談社
出版年月日 1973(昭和48)年3月24日
頁数、判型 総310頁、B6判
構成 本扉、目次 pp.1-3、中扉、「われわれの時代そのものが戦後文学者という言葉をつくった」(大江健三郎、初出)pp.7-8、本文 pp.9-306、奥付 p.307、奥付裏広告 p.308
収録内容 野間宏・救済にいたる全体性 pp.9-32(「群像」昭 47.1) /大岡昇平・死者の多面的な証言pp.33-56(「群像」昭 47.2) /埴谷雄高・夢と思索的想像力pp.57-79(「群像」昭 47.3) /武田泰淳・滅亡にはじまるpp.81-104(「群像」昭 47.4) /堀田善衛・Yes, I do. pp.105-128(「群像」昭 47.5) /木下順二・ドラマティックな人間 pp.129-153(「群像」昭 47.6) /椎名麟三・懲役人の自由pp.155-177(「群像」昭 47.7) /長谷川四郎・モラリストの遍歴pp.179-202(「群像」昭 47.8) /島尾敏雄・「崩れ」について pp.203-224(「群像」昭 47.9) /森有正・根本的独立者の鏡pp.225-245(「群像」昭 47.10) /死者たち・最終のヴィジョンとわれら生き延びつづける者 pp.247-306(「群像」昭 48.1)
<表>新しい〈戦前〉の予兆のなかで、われわれの時代としての〈戦後〉をより確実に認識し明日に向けてとらえなおすために、戦後文学者の存在に光をあてる意欲的長篇評論
装幀 田村義也
定価 680円
備考 -

掲載されている作品
同時代としての戦後 (3)―埴谷雄高・夢と思索的想像力―
初出群像 1972年 3月 1日 27巻 3号 pp.214-224
同時代としての戦後 (4)―武田泰淳・滅亡にはじまる―
初出群像 1972年 4月 1日 27巻 4号 pp.250-260
同時代としての戦後 (5)―堀田善衛・Yes, I do.―
初出群像 1972年 5月 1日 27巻 5号 pp.224-234
同時代としての戦後 (7)―椎名麟三・懲役人の自由―
初出群像 1972年 7月 1日 27巻 7号 pp.218-229
同時代としての戦後 (9)―島尾敏雄・「崩れ」ついて―
初出群像 1972年 9月 1日 27巻 9号 pp.216-227
同時代としての戦後 (10)―森有正・根本的独立者の鏡―
初出群像 1972年 10月 1日 27巻 10号 pp.254-264
われわれの時代そのものが戦後文学者という言葉を作った
初出同時代としての戦後 1973年 3月 24日 講談社 pp.7-8