
『二百年の子供』
書籍情報
書籍ID | b144 |
---|---|
著者名 | 大江健三郎 |
出版者 | 中央公論新社 |
出版年月日 | 2003(平成15)年11月25日 |
頁数、判型 | 総292頁、B6判 |
構成 | 本扉、目次 pp.1-3、中扉、本文 pp.7-277、初出紙 p.278、奥付 p.279 |
収録内容 | 二百年の子供 pp.7-277 1 章 冒険を始める前と終った後でpp.7-14(「読売新聞」平 15.1.4)/ 2 章 ムー小父さんの秘密pp.15-22(「読売新聞」平 15.1.11)/ 3 章 タイムマシンの約束⃝1 -⃝4 pp.23-30(「読売新聞」平 15.1.25、「タイムマシンの約束(その 1)」)、⃝5 -⃝8 pp.30-36(「読売新聞」平 15.1.18、「タイムマシンの約束(その 2)」)/ 4 章「三人組」が同じシーンを思いだすpp.37-43(「読売新聞」平 15.2.1)/ 5 章 おばあちゃんの絵に案内される⃝1 -⃝4 pp.45-51(「読売新聞」平 15.2.8、「おばあちゃんの絵に案内される(その 1)」)、⃝5 -⃝6 pp.51-57(「読売新聞」平 15.2.15、「おばあちゃんの絵に案内される(その2)」)、⃝7 -⃝10 pp.57-63(「読売新聞」平 15.2.22、「おばあちゃんの絵に案内される(その 3)」)、⃝11 -⃝14 pp.63-69(「読売新聞」平 15.3.1、「おばあちゃんの絵に案内される(その 4)」)/ 6 章 タイムマシンの別の約束⃝1 -⃝3 pp.71-77(「読売新聞」平 15.3.8、「タイムマシンの別の約束(その 1)」)、⃝4 -⃝7 pp.77-83(「読売新聞」平 15.3.15、「タイムマシンの別の約束(その2)」)、⃝8 -⃝10 pp.84-89(「読売新聞」平 15.3.22、「タイムマシンの別の約束(その 3)」)/ 7 章 メイスケさんの働き⃝1 -⃝3 pp.91-97(「読売新聞」平 15.3.29、「メイスケさんの働き(その 1)」)、⃝4 -⃝5 pp.97-102(「読売新聞」平 15.4.5、「メイスケさんの働き(その 2)」)、⃝6 -⃝8 pp.102-108(「読売新聞」平 15.4.12、「メイスケさんの働き(その 3)」)/ 8 章 ウグイの石笛⃝1 -⃝3 pp.109-114(「読売新聞」平 15.4.19、「ウグイの石笛(その 1)」)、⃝4 -⃝7 pp.115-120(「読売新聞」平 15.4.26、「ウグイの石笛(その 2)」)、⃝8 -⃝11 pp.121-127(「読売新聞」平 15.5.3、「ウグイの石笛(その 3)」)/ 9 章 戦争から遠く離れた森の奥で⃝1 -⃝3 pp.129-134(「読売新聞」平 15.5.10、「戦争から遠く離れた森の奥で(その 1)」)、⃝4 -⃝6 pp.134-139(「読売新聞」平 15.5.17、「戦争から遠く離れた森の奥で(その2)」)、⃝7 -⃝10 pp.139-143(「読売新聞」平 15.5.24、「戦争から遠く離れた森の奥で(その 3)」)/ 10 章 人生の計画⃝1 -⃝3 pp.145-150(「読売新聞」平 15.5.31、「人生の計画(その 1)」)、⃝4 -⃝6 pp.150-156(「読売新聞」平 15.6.7「人生の計画(その 2)」)、⃝7 -⃝10 pp.156-162(「読売新聞」平 15.6.14、「人生の計画(その 3)」)/ 11 章 百年前のアメリカへ行く⃝1 -⃝3 pp.163-168(「読売新聞」平 15.6.21、「百三年前のアメリカへ行く(その1)」)、⃝4 -⃝6 pp.168-174(「読売新聞」平 15.6.28、「百三年前のアメリカへ行く(その 2)」)、⃝7 -⃝11 pp.174-180(「読売新聞」平 15.7.5、「百三年前のアメリカへ行く(その 3)」)/ 12 章メイスケさんからの呼びかけ⃝1 -⃝4 pp.181-187(「読売新聞」平 15.7.12、「メイスケさんからの呼びかけ(その 1)」)、⃝5 -⃝7 pp.187-192(「読売新聞」平 15.7.19「メイスケさんからの呼びかけ(その2)」)、⃝8 -⃝10 pp.192-198(「読売新聞」平 15.7.26、「メイスケさんからの呼びかけ(その 3)」)、⃝11 -⃝14 pp.198-204(「読売新聞」平 15.8.2、「メイスケさんからの呼びかけ(その 4)」)/ 13 章 中間報告⃝1 -⃝3 pp.205-210(「読売新聞」平 15.8.9、「中間報告(その 1)」)、 ⃝4 -⃝6 pp.210-216(「読売新聞」平 15.8.16、「中間報告(その 2)」)、⃝7 -⃝9 pp.216-222(「読売新聞」平 15.8.23、「中間報告(その 3)」)/ 14 章 未来に少し永く滞在する⃝1 -⃝3 pp.223-229(「読売新聞」平 15.8.30、「未来に少し永く滞在する(その1)」)、⃝4 -⃝7 pp.229-236(「読売新聞」平 15.9.6、「未来に少し永く滞在する(その2)」)、⃝8 -⃝10 pp.236-241(「読売新聞」平 15.9.13、「未来に少し永く滞在する(その3)」)、⃝11 -⃝13 pp.242-248(「読売新聞」平 15.9.20、「未来に少し永く滞在する(その 4)」)、⃝14 -⃝16 pp.248-252(「読売新聞」平 15.9.27、「未来に少し永く滞在する(その 5)」)/ 15 章 永遠のように暗い森⃝1 -⃝4 pp.253-258(「読売新聞」平 15.10.4、「永遠のように暗い森(その 1)」)、⃝5 -⃝8 pp.259-264(「読売新聞」平 15.10.11、「永遠のように暗い森(その 2)」)/ 16 章 タイムマシンの最後の約束⃝1 -⃝4 pp.265-271(「読売新聞」平 15.10.18、「タイムマシンの最後の約束(その 1)」)、⃝5 -⃝6 pp.272-277(「読売新聞」平 15.10.25、「タイムマシンの最後の約束(その 2)」) |
帯 | <表>ノーベル賞作家が約束していた、「夢を見る人」の、タイムマシンの物語/三人の子供たちが、この国の過去と未来で出会う、悲しみと勇気、ゆったりしたユーモア、時をこえた友情。—–そして「新しい人」が浮かびあがる。/舟越桂【画】「読売新聞」連載時の挿画に書下ろしを加え、 50 数点収録 <裏>私たちは(子供から老人まで)いまという時を生きています。私たちが経験できるのは、いつもいまの世界です。それでいて、過去の深さと未来からの光にひきつけられます。人間だけが、そのようないまを生きるのです。そして、そのことを意識しないでも、誰より敏感に知っているのは子供です。/私は小説家として年をとるうち、いまのリアルさと不思議さを書きたいと思いました。家族や小さい友人たちに約束もしました。そして、私のなかの子供と老人が力をつくして、そのための文章をみがきました。時間の旅をしっかりやりとげる子供たち(と、「ベーコン」という犬)を作り出しもしました。永い間、それもかつてなく楽しみに準備しての、私の唯一のファンタジーです。大江健三郎1) |
装幀 | 中島かほる |
定価 | 1400円 |
備考 | 1) 活字でなく、肉筆署名で書かれている。 |